2011年01月31日

アスベスト:ニチアス集団訴訟 安全教育の義務ない

ニチアス側は

「敏男さんを指揮監督した事実はなく、
安全教育をする義務はなかった」

と反論しています。



アスベスト:ニチアス集団訴訟 
安全教育の義務ない 初弁論で企業側主張
−−札幌地裁

アスベスト(石綿)製品メーカー最大手
だったニチアス(東京都港区)に対し、

健康被害を受けたとして元従業員らが
全国3地裁で総額約1億1600万円の

損害賠償を求めた集団訴訟で、
札幌地裁の第1回口頭弁論が27日あり、

ニチアス側は請求棄却を求めて争う姿勢
を示した。

裁判は札幌の他に奈良と岐阜の
両地裁にも起こされている。
 訴えたのはニチアスの下請け企業
「札幌トムレックス工事」(76年倒産)で、

69〜76年に石綿吹き付け作業に従事し
08年に石綿肺で死亡した大谷敏男さん

(当時60歳)の妻定子さん(66)
=札幌市北区=ら3人。

敏男さんの死亡は、
ニチアスが危険を認識しながら安全配慮を

怠ったためだとして、
計約5300万円の損害賠償を求めている。
 定子さんも敏男さんの作業服を
洗濯していたため、石綿を吸い込むと起きる

病変「胸膜プラーク」ができた。
定子さんは意見陳述で

「『国も企業も何も責任を取っていない』
という主人の声が耳に残っている。

主人の思いを無駄にしたくない」と訴えた。
 ニチアス側は

「敏男さんを指揮監督した事実はなく、
安全教育をする義務はなかった」と反論した。
【久野華代】
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